お届けした家具に、イメージしていたものと異なる点があると、「これは不良品では?」とご心配になることがあります。
しかし、家具には素材そのものの特性や製造工程上、どうしても生じる個体差があり、不良には該当しない場合があります。
このガイドでは、お手元の家具の状態が「素材や製造上の特性によるもの」なのか、「不良の可能性があり、ご連絡いただきたいもの」なのかを見分けるための目安をご案内します。
判断に迷われた場合は、無理にご自身で対処せず、状態が分かる写真を添えてお問い合わせください。
第1部 不良ではないもの(素材の特性・製品仕様)
以下は、品質に問題がない場合でも見られる、素材や製造工程上の特性です。
同じ商品であっても、一つひとつ色合いや仕上がりが異なる場合があります。
検品・仕上げに関するもの(共通)
検品済みの印・スタンプ
商品の裏側や底面などに、検品済みであることを示すハンコ・サイン・シールなどが付いている場合があります。品質確認の過程で付けられるもので、不良ではありません。
商品を保護するフィルム・シート
天板やガラス面、扉などに、輸送中の傷を防ぐための保護フィルムやシート(透明・青色など)が貼られている場合があります。
商品自体に問題がなければ、フィルムを剥がしてご使用ください。
裏面・底面などに見られる仕上げの跡
通常使用時に目に触れない裏側や底面などに、加工跡・塗装の濃淡・小さな補修跡などが見られる場合があります。使用や強度に影響しない範囲のものは、製品仕様の範囲内です。
ごく小さな汚れ・擦り傷
製造・梱包・輸送の過程で、ごく小さな汚れや擦り傷が生じる場合があります。使用や外観に大きな影響を与えない軽微なものは、不良に該当しない場合があります。
目立つ位置にある場合や、判断が難しい場合はお問い合わせください。
組み立て後に見えなくなる箇所の凹み・傷
組み立て式の商品では、完成後に内側や接合部に隠れる箇所に、小さな凹みや傷が見られる場合があります。完成後の外観や強度に影響しない範囲のものは、不良ではありません。
フレームや接合部のわずかな隙間
フレームやパネルの角・接合部には、製造工程上、ごくわずかな隙間が生じる場合があります。構造や強度、使用に影響しない範囲のものは、製品仕様の範囲内です。
色や木目の違い
天然木は一枚ごとに色合いや木目が異なります。同じ商品や、一つの家具の中でも、使用する板によって色や模様に違いが見られる場合があります。
節(ふし)・小さな穴・色の濃淡
木が成長する過程で自然に生じるものです。天然木ならではの特徴であり、不良ではありません。
わずかな反り・干割れ
木材は周囲の湿度や温度によって伸縮するため、季節や使用環境によって、わずかな反りや細かな表面割れ(干割れ)が生じる場合があります。軽微なものは天然木の特性によるものです。
塗装のわずかなムラ・刷毛あと
手作業で仕上げる商品では、塗装の濃淡や刷毛あとなど、仕上がりに個体差が生じる場合があります。
構造上生じるわずかな揺れ
コの字型・ロの字型の脚や背の高いラックなど、商品の形状によっては構造上わずかな揺れを感じる場合があります。
アジャスターなどで正しく調整したうえで、使用や安全性に影響しない程度の揺れが残る場合は、商品の構造上の特性となります。
色味の違い
生地は染色時のロットによって色味にわずかな違いが生じる場合があります。また、ご覧になる画面や室内の照明によって、商品ページの写真と実物の色味が異なって見えることがあります。
織りムラ・節(ネップ)
天然繊維を含む生地では、糸の太さの違いや小さな節が見られる場合があります。生地の風合いによるもので、不良ではありません。
シワ・折りジワ
梱包や輸送の過程で、生地にシワや折りジワが付く場合があります。多くは開梱後、時間の経過とともに徐々に落ち着きます。
毛羽立ち・遊び毛
使用開始直後は、表面から細かな繊維や遊び毛が出る場合があります。素材によっては、使用を続けるうちに徐々に少なくなります。
素材や加工によるにおい
開梱直後は、生地・クッション材・接着剤など、素材や製造工程に由来するにおいを感じる場合があります。風通しのよい場所で換気することで、徐々に和らぐことがあります。
拭き取りで除去できる軽微な汚れ
製造・梱包の過程で、表面的な汚れが付着している場合があります。商品ごとのお手入れ方法をご確認のうえ、適切な方法で除去できる軽微な汚れについては、不良に該当しない場合があります。
※生地によって使用できる洗剤やお手入れ方法が異なるため、必ず商品の取扱方法をご確認ください。
サイズのわずかな誤差
ファブリック製品は、生地の裁断・縫製・詰め物の入り方などにより、表記サイズと実寸に多少の誤差が生じる場合があります。商品ごとに定められた許容範囲内の差は、製造上の特性によるものです。
シワ・血筋・バラ傷・色の濃淡
本革は天然素材のため、動物が生きていたときのシワ・血筋・傷跡などが表面に現れることがあります。これらは天然皮革ならではの特徴であり、不良ではありません。
部位による質感の違い
同じ製品の中でも、革を使用する部位によって、表面の質感やシボ(シワ模様)の出方が異なる場合があります。
色移り
本革の特性上、摩擦や水分などにより、特に使い始めは淡い色の衣類などへ色移りする場合があります。ご使用の際はご注意ください。
溶接あと・塗装のわずかなムラ
構造上必要な溶接の跡や、塗装の濃淡・質感の違いが見られる場合があります。使用や強度に影響しない範囲のものは、製品仕様の範囲内です。
表面の冷たさ・結露
金属は気温や室温の影響を受けやすく、表面が冷たくなったり、温度差によって結露が生じたりする場合があります。素材の性質によるものです。
微細な気泡・わずかな歪み
製造工程上、内部にごく小さな気泡が入ったり、映り込みがわずかに歪んで見えたりする場合があります。使用や安全性に影響しない範囲のものは、製品仕様の範囲内です。
切断面(エッジ)の細かな擦れ
ガラスや鏡の縁に、製造・加工工程で生じる細かな擦れが見られる場合があります。使用や安全性に影響しない範囲のものは、不良ではありません。
第2部 不良の可能性があるもの(ご連絡いただきたいケース)
以下に当てはまる場合は、商品不良や輸送中の破損などの可能性があります。
安全のため、ご自身で無理に修理・補修を行わず、状態が分かる写真をご用意のうえ、お問い合わせください。
開梱した時点で、本体や部材に大きな割れ・欠け・へこみ・変形などがある。

部品やネジ類が不足している、または説明書に記載されたものと明らかに異なる部品が入っている。
説明書どおりに組み立て、水平調整を行っても、使用に支障があるほどのぐらつきや傾きが直らない。

扉・引き出し・脚などの可動部が、正しく取り付け・調整しても正常に動かない、または固定できない。
縫製に大きなほつれや、縫い目の開きがある。
生地に破れ・穴・大きな引っかけ傷がある。

開梱時から、通常のお手入れでは除去できない目立つ汚れやシミが付着している。
ガラスや鏡にひび・欠け・割れがある。
※けがのおそれがあるため、破損部分には触れずにお問い合わせください。
金属部分に、使用や安全性に影響する変形・破損・サビが開梱時から見られる。
判断に迷ったときは
「素材の特性なのか、不良なのか分からない」という場合も、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせの際に、以下をご用意いただくと確認がスムーズです。
気になる箇所の写真
商品全体の状態が分かる写真と、気になる箇所を近くから撮影した写真の両方をご用意ください。
ご注文番号
ご注文番号が分からない場合は、購入日など、ご注文を確認できる情報をお知らせください。